外国人観光客は日本のどこを気に入っているのか?
カテゴリ:海外進出について
Linkedin経由で知り合った東京在住のオーストラリア人に誘われ
BUSINESS IN JAPANという外国人を中心にした
コミュニティのネットワークイベントに参加してきました。
参加者の数はおよそ70名、
場所は赤坂にあるインターコンチネンタルホテルでした。
Linkedinは、先日マイクロソフトに買収されることが決まったSNSですね。
BUSINESS IN JAPANは、
日本に関連するビジネスに携わる
外国人を中心としたコミュニティです。
アメリカの有名レストラン、アメリカの広告代理店、IT、コンサルタントなど
様々な分野に携わる方々が参加しておりましたが
国籍は主にアメリカ、ドイツ、フランスなど欧米の方が多かったです。
イベントに参加した感想としては、
オンライン(ネット経由)で知ったコミュニティでしたが、
オフライン(face to face)での出会いは大変刺激的なもので
このようなイベントは、参加する価値があり
自分達(日本、日本の製品)の魅力を知るためには
自分の頭だけで考えるのではなく
外国人の意見を聞くのが一番であるということです。
日本のマスコミ、ネット情報だけで判断するのは
いかに危ないかということを改めて認識もしました。
たとえばあるアメリカ人と、
日本への外国人旅行客が激増していることを議論したところ
大変鋭い指摘がありました。
そのアメリカ人(広告代理店を日本で開業する予定)いわく、
外国人が旅行先を決めるに際し、重要なことは4点あるとのことでした。
その4点とは、
1.自然の美しさ
2.食事がおいしいこと
3.文化・伝統 (ただしアニメやゲームだけでない)
4.(厳しくない)気候
日本はこの4つのどれをとっても大変素晴らしく、
世界規模でみても「観光大国」になる可能性が十分にある
との意見を持っていました。
また、よく日本人が自慢する
「安全であること」、「交通機関が発達していること」なども大切なのですが
これらは必ずしも強みにはならないとのことでした。
みなさんはこの意見を聞いてどう感じますか?
私は冷静に分析しており、
日本人の感情的な視点とはかなり違うな、と感じました。
特に「気候」は、
私たちにとってあまりにも当たり前のことなので、
忘れてしまいがちで
「気候」を日本の強みと挙げることができる
日本人は多くはないでしょう。
他にも、ドイツ人と話していると、
日本語がぺらぺらなドイツ人で、日本の企業でインターンをしたい、
と思っている若い人々が、多く日本に存在しているなど
初めて聞く話も多く、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。
ちなみに日本のインターン制度と欧米のインターン制度は
コンセプトが違うので、うまくそれらの優秀な人材を
日本企業にマッチングできない課題があるようです。
今回のイベントに参加した私の学びは、以下の3点です。
1.日本製品を海外に売りたいと考える場合、
外国人から直接話を聞くことの重要性
2.日本、特に東京には多くの有能な外国人が住み、
それらの外国人とのネットワークを活用すると、海外ビジネスにおいても大変有効であること
3.自分では様々な情報をマスコミ、SNSなどから得ているつもりでも
そのカバーできる範囲は意外に限られていること
皆様もこのようなイベントに一度参加してみてはいかがでしょうか。
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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