海外進出における成功のカギとは?その3
カテゴリ:海外進出のお役立ちヒント
シリーズで「海外ビジネスで成功している中小企業の5つ特徴」のお話をしております。
おさらいですが、その5つとは、
1.経営者のやる気
2.社内体制
3.特徴のある製品・サービス
4.マーケット
5.ある一定の資金
でした。
前回は2.社内体制のお話をいたしました。
今回は三つ目の「特徴ある製品・サービス」
のお話をいたします。
これはどういうことかというと、
いくら社長のやる気があって、社内に英語ができる社員がいても
例えば「割り箸」は海外には売れませんということです。
よほど「特殊な割り箸」であれば別ですが、
日本でもどこにでもあるような割り箸であれば
海外に売るのは日本で販売するよりもっとハードルが上がります。
ある一定の特徴がないと海外でなくても成功は望めないということですね。
また、日本の良いモノを売りたい、
と言う経営者は多いですが
いくら良いモノでも、
日本のモノをそのまま売ることは大変難しいです。
消費者の趣味や嗜好が違いますから、
いわゆる「マーケティング」をしっかりやらないと
品質・サービスが良いものでも海外では売れません。
先日ある地方の中小企業の経営者の方と
面談する機会がありましたが、
その経営者は非常に優秀な方でした。
ある日用品のメーカーさんなのですが
初めて海外進出を検討しています。
その経営者は海外に販売するには、
その国の消費者の文化やニーズに合った商品を開発しないと売れないので
まずマーケット調査をやりたい、とはっきりおっしゃっていました。
私はその会社は成功すると感じました。
マーケティングマインドが大変高いからです。
良くある失敗は、
日本である一定の成功を収めた商品を
そのまま海外に持っていき
日本と同じように販売しようとすることです。
MADE IN JAPANだから売れるという淡い期待を胸に・・・。
残念ながら新興国であっても今そんな甘い考えではモノは売れません。
当たり前のことを言っていると思われる方も多いでしょうが、
同じような失敗する例を私はたくさん見てきました。
皆様も自社の製品・サービスの特徴は何か、ということを
事前によく考えて海外ビジネスに取り組むことを忘れないでください。
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社長ブログも書いています
こちらもお読みください
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