グローバル人材育成研修
カテゴリ:グローバル人材育成研修
先月は、企業向け研修のお仕事を二つお引き受けしました。
一つは皆さんもよくご存じの超大手メーカー、
もう一つはある中小のIT関連の企業さんでした。
大手メーカーさん向けには外国で採用した外国人社員を受け入れる、
日本人社員むけの「グローバルマネジメント研修」。
中小企業さん向けには若手社員用の「グローバルイングリッシュ研修」でした。
全く違う内容の違う研修ですが、実は現在の日本企業の海外展開の
裏事情をよく表しているものでした。
その大手メーカーさんは、これまでも海外に工場を建設し、
全社的にはとっくにビジネスは(特にオペレーション面では)
グローバル化していました。
しかし、この度、日本の本社と地方の工場にある研究所に、
外国の大学新卒を初めて配属するとのことで、
受け入れサイドの日本人に研修を実施したのです。
これまでも外国人社員は採用していたのですが、
日本の大学を卒業した日本語のできる外国人が中心だったようです。
実際は、その数もあまり多くなかったようですが、
昨年あたりから海外の有名大学まで人事部の方が出かけて、
直接リクルーティングしている、とのことでした。
また欧州の企業を買収したので、そのマージ(合併)のプロセスで、
これまでグローバルビジネスと縁がなかった社員も、
そのプロセスに参加することになり、
このような研修を実施することにしたということです。
つまり大企業も更なるグローバル化を図っているということです。
一言にグローバル化といっても工場を海外に建設して製品を製造するだけでなく、
様々なステップ、ステージがあることがよくわかります。
一方、中小のIT企業さん向け研修は、若手社員用に
「グローバルイングリッシュ研修」でした。
この企業は海外に進出するという直近の計画は特にないとのことでした。
しかし、大手取引先(大手メーカー)がこのところ急激にグローバル化しており、
間違いなくその影響を自社もうけるので、その動きにあわせて若い社員を
今のうちに教育しておきたいという、社長の強い意向により実現しました。
国内ビジネスの経験しかない若手社員をうまくモチベートしながら、
研修を実施していました。
長期的な視点にたって人材を育成しようとする、社長の
強い意志を感じました。非常に頼もしい中小企業です。
一見、グローバル化とはあまり関係のないようにみえる研修の業界からみても、
大手企業、中小企業、製造業もサービス業も着実に世界化・グローバル化をはかり、
必死に世界で戦う姿勢をみせていることが如実に見て取れます。
そういった視点でみても大変興味深い研修でした。
当社はこのような企業を全力で応援したいです。
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