後悔しない通訳の賢い使い方
カテゴリ:海外進出について
こんにちは。
先日徳島県でプレゼンを行ってきました。
「徳島創生アワード」というビジネスプランのコンテストがあり、それに応募しました。
ありがたいことにファイナリストに選ばれ県知事、徳島出身の有名経営者などにプレゼンしました。
そして特別賞をいただきました。
さて本日は通訳の賢い使い方に関しお伝えします。
私は英語ができるので、英語通訳を使うことはないのですが、
タイ、インドネシア、ベトナムなど
英語が主要言語ではない国の展示会に参加する時は、
英語だけでは必ずしも満足できないこともあり
タイ語—日本語などの通訳を雇うこともよくあります。
展示会では英語を話す方も多いので、
英語でほぼ事足りることもありますが、
微妙なニュアンスはやはり現地語でやり取りした方がわかりやすいと判断します。
これはこれで正しいです。
ただしここに落とし穴があります。
私たちがその微妙なニュアンス伝えたつもりでも、
現地語で聞いたところで私たちはそれが
わからないということです。
「では意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
まず英語、日本語で通訳さんにこちらの意図を伝える際に、
噛み砕いてニュアンスをきちんと伝えるのです。
そうすると通訳さんもその内容を適宜伝えてくれるはずです。
それが出来ない通訳はクビにすべきでしょう。
多くの日本企業は通訳を使う際にこのような工夫をしません。
日本語で話すことができるものですから、
通訳の力を期待して普段通りに喋ってしまいます。
「日本人同士の日本語の会話」であれば問題ないのですが、
相手がいくら通訳であっても、ビジネスの場では
言いたいことをしつこいくらいに細かく説明することが求められます。
ある有名同時通訳者の講演会でも同じような趣旨の発言がありました。
一流の通訳者でさえ通訳を使う時は、
「日本語を、簡単に、わかりやすく」話して欲しいということでした。
正直申しまして、
私たちが展示会など一般のビジネスシーンで出会う通訳のレベルは
決して高くありません。
タイ、ベトナムなどでは、
大学で日本語を学んでいる学生が、
アルバイトで通訳をするケースもよくあります。
他にも工夫すべき点はいくつかありますが、
時間が限られる展示会の商談では、時間をセーブするために、
会社紹介や製品、サービスの特徴の説明は、
自動操縦で通訳に現地語で最初に話させることも大変効果的です。
毎回毎回同じことを説明するのに、
いちいち通訳を介す必要はないので、
最初に通訳を教育してしまい、
「会社案内は日本語の説明はつけないから最初から現地語でどうぞ」とやるのです。
このようなちょっとした工夫で
商談の時間が大幅に短縮出来ますので
試してみて下さい。
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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