儲け話には注意しろ!
カテゴリ:ビジネススキル
こんにちは。
配信が1日遅れとなりましてすみません!
東京は暖かい日が続いておりましたが、
昨日からまた寒さが戻ってきました。
今朝ロシアのニュース番組を見ていたら、
ロシア極東のある町では、最低気温がマイナス56度(!)になったと報道していました。
「マイナス56度」とはどういう体感なのでしょうか??
私は学生時代に冬の北海道を訪れた時、マイナス20度の気温を経験していますが、
肌の感覚がほとんどなくなってしまったことを覚えています。
さて実は、私は「不動産投資家」としての顔も持っています。
不動産との関わりは長く、
27才で23区内にマンションを購入して以来ですから、20年以上になります。
これまで2つの大型賃貸マンション(一棟まるまる)のオーナーとなり、
うち一棟は2年前に売却しました。
もう一棟はまだ所有しています。
もちろん現金で購入できるわけもないので、
銀行から借り入れを起こしての投資です。
ときどき投資家として、一般の方向けに、
不動産投資セミナーを開催しているのですが、
このところ悪徳業者にだまされている個人投資家が増えておりますので、
本日はそのことについて書きます。
ビジネス一般にもよい教訓となるお話です。
悪徳業者とは、ちまたの新築ワンルームマンション業者です。
皆さんの会社にも営業電話がかかってきませんか?
私がサラリーマンの時にはよく電話がありました。
新築のワンルームマンションの投資は絶対に行ってはいけません!
まず間違いなく損します。
業者は「節税できます」とか、「老後の備えのために」と
魅力的な営業トークで話をしてくると思いますが、
そのような話に耳を傾けてはいけません。
まず節税は、単年度でみればできるようにみえますが、
将来売却する際に売却益がでてしまうので、その時点では課税されます。
つまり、「節税できます」というのは黒に近いグレーな話です。
実体は税金を繰り延べているだけです。
税の繰り延べ効果はありますが、厳密な意味での節税効果はありません。
また、老後の備えにもなりません。
損するからです。
新築マンションは、購入したとたんに
20~30%価値が下がります。
新車と同じです。
ご存じの通り、車は新車から中古車になった瞬間が
一番価値が落ちるタイミングです。
「価値が確実に暴落する」とわかっているものを
買うことほど愚かな投資はありません。
収入の源泉である家賃のレベルも、
最初の10年で20%くらい下がりますので、
賢い投資家は10年落ちのマンションを買うのです。
ダウンサイドリスクが限られますから。
「中古」のワンルームは、
新築プレミアムがすでに剥がれているので、
よいものであれば検討しても大丈夫ですが、私はお勧めはしません。
それほど儲からないからです。
中古ワンルームのマーケットは、
新築で騙された情報弱者の投資家が、
損失に堪えられなくなって売り出したものを、
不動産業者が買い取ることにより成り立っているのです。
ひどい話です。
節税するために損していては本末転倒です。
ビジネスへの教訓は以下となります。
「節税に目が奪われると最終的に損する可能性がある」
「投資を行う際には業者の話を鵜呑みにせず自分でまずちゃんと勉強する」
「儲け話には注意する」
皆様も気をつけてくださいね。
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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