顔からダイブしました
こんにちは。
このところ東京は比較的暖かです。
街にはクリスマスソングが流れ始めました。
近所のスーパーでも店員さんたちがサンタの帽子を被ってレジ打ち。
あれは私はどうしても好きになれません。
どうせならお正月をモチーフにした日本的なものにしてほしいですね。
顔からダイブの詳細は編集後記にて (苦笑)
さて、これまで具体的に、私自身の経験を交え何度かお伝えしてきた
「異文化コミュニケーション」のポイントをおさらいします。
海外ビジネスでは、前提条件さえ見誤らなければ
戦略の立て方やマーケティングは、
日本と同じような常識がある程度通用します。
ところが実行段階でつまずくことが多いのは、
異文化コミュニケーションスキル不足しているからです。
言葉だけでなく、
相手が違う価値観、歴史、習慣を持っていることを
前提にコミュニケーションを行わないと、
パートナーとの意思疎通が出来ず失敗に終わります。
異文化コミュニケーションで最も大切なことは、
「お互いの違いを知り、理解する」
つまり「事前の学習」であると考えています。
まず一つ目の「お互いの違いを知る」についてお伝えします。
違いを考える時、
私たちは言葉(英語)そのものや話し方など
わかりやすい違いにフォーカスしがちですが、
コミュニケーションにおいて、
ノンバーバル(非言語)なコミュニケーションが占める割合が
高いことを改めて認識する必要があります。
これは異文化においても同じです。
非言語とは例えば 表情、距離感、服装、時間に対する概念、価値観などを指します。
時間を守るかどうか、というのはビジネスシーンでも頻繁に議論されることですね。
私の経験では、日本人は世界でも最も時間に正確な国民です。
ただこれは日本人が生まれつき時間に正確なのではなく
教育の成果です。
一方、世界には時間の正確性にそれほど重きを置かない国も多いですから
私たちはその違いを知る必要があります。
私はかつてアメリカ人が15分遅刻してきてイライラしながら待っていた時、
「Thank you for waiting!」とニコニコしながら握手を求めてきた
という経験をしたことがあります。
私はこういう場面で彼らは相手に感謝を述べることに驚き、
同時にいちいちネガティブに反応していては
うまく行かないことを学びました。
私たちは自分の慣れ親しんだ価値観、習慣と大きく違う場面に遭遇すると
まず間違いなくネガティブな感情を抱きます。
異文化におけるコミュニケーションでは、
これが落とし穴になりますので、
もしイラッとしても一瞬間を置くようにしてください。
次に「事前の学習」についてお伝えします。
唐突ですが海外出張での面談相手にお土産を選ぶ際、
皆さんであればどのような基準で選ぶでしょうか。
日本で流行しているものでしょうか?
伝統的な日本の産品でしょうか?
日本人同士でも、格式のあるもの、日持ちしやすいものなど
気を使うことが多いと思いますが、
グローバルなビジネスシーンでも様々な配慮が必要です。
宗教的な意味合いがあるものはなるべく避ける、
現地でのタブーに気をつけるなどです。
例えば中国では贈り物として「置き時計」は不吉なものとして敬遠されます。
このようなことは日本人である私たちは事前の学習なしでは知りえません。
コミュニケーション力とは、究極的には
相手との関係性を深めるためのツールでもあります。
相手とのコミュニケーションでのその場その場の対応も重要ですが、
相手の国の慣習、文化、歴史などを事前にある程度学習しておくことは、
スムーズな関係構築のために大切なことがご理解頂けると思います。
(編集後記)
週末にあるイベントのためのプレゼントを買うために
クロスバイク(自転車)に乗ってお店に向かっておりました。
かけていた眼鏡が風で落ちそうになったため、
片手でそれを整えようとしたとたん、
バランスを崩し転倒。
見事顔から地面に向けてダイブしました。
その結果がこの写真。
唇と鼻に流血する怪我をしましたが、大事に至らず良かったです。
2週間くらいはこの様に変な顔なので
私に会う方はご注意ください(苦笑)。
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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