日本人の強みは?
みなさん、こんにちは。
東京はここ数日暖かい日が続いています。
12月に入り忘年会のお声がけをたくさんいただいています。
私はアルコールは強くないのですが、忘年会の雰囲気は好きなので
できるだけ参加しようかと思っています。
でもまだ年が終わる感じは全然しないですねー。
さてマーケティングの世界ではよく聞く話ですが、
大半の国民が靴を履いていないあるアフリカの国を見て、
「誰も靴を履いていないのでビジネスチャンスがない」と見るか、
「これは未開の市場なので大きなチャンスがある国である」と見るかの違いで
市場機会のとらえ方が大きく違ってくるというものがあります。
日本企業が海外市場を開拓する際も、
進出予定の国に全く存在していない商品、
サービスを展開する際に、同じような状況に直面するのですね。
「その国にチャンスがある」と思うのか、
「全く普及していないので普及させるのは不可能」と思うのかで
気合いが違ってきますので、意外に大事な視点であると思っています。
さて話は変わります。
本日は国際ビジネスにおける
「日本人の強み」「日本人の弱み」
に関してお話をしたいと思います。
日本人の強みの一つは、
なんといっても「誠実・まじめなところ」
であることです。
二つ目は「責任感の強さ」です。
私は世界中の人と仕事をしてきましたので、よくわかりますが
これは本当に日本人の強みだと断言できます。
特に仕事に関する責任感は強いと感じます。
これは日本の教育の成果ですね。
一般に日本人は
「周りに迷惑をかけてはいけない」という意識が非常に強く、
常に周りに意識を向けますので、
結果的にそれが責任感ある行動に繋がるのだと思います。
逆に海外では、あくまで自分本位で行動する人も多く
日本人の目からすると、自分勝手な言動に感じるケースもよくあるでしょう。
つまり少し注意しないといけないのは、
日本人はごく普通に仕事をしても、
世界標準では質の高い仕事をしますが、
「世界の標準はそうではない」
ということを理解する必要があることです。
特に日本人は、決められたルールの中で仕事を進めることを得意としていますが、
海外では結構いい加減に(日本人の目からすると)
仕事が進行することが珍しくありません。
そういう事態に直面した時、ありがちな失敗は
例えば、海外の取引先があまり質の良いとは言えない仕事をした時に、
相手を必要以上に強く非難し、
馬鹿にするような対応をしてしまうことです。
いい加減な仕事を受け入れろ、という意味ではありませんが、
製造業、サービス業とも世界標準は日本のそれより低いことが多いですから、
相手を馬鹿にせずに、忍耐強く我慢することも
時には必要ということです。
国際ビジネスのマネジメントでは、
こういう間合いの取り方・バランス感覚が大切です。
長くなってきたので
「日本人の弱み」については、次回お伝えします。
(編集後記)
独立すると自社のwebでコラムやブログを書く機会も増えてきます。
そうなるとやはり気になるのが自身のライティングの能力です。
同じことを述べるにも、言い方を少し変えるだけで
グンと伝わりやすくなりますからね。
一朝一夕でスキルは身につきませんが、
まずは本を読み始めました。
「文章力の基本」 阿部紘久著 日本実業出版社
本にはためになる話がいくつもでてきます。
すぐにでも実行できるテクニックは
「文章を短く言い切る勇気を持つ」というものです。
私もそのクセがあるのですが、
文章を接続詞でどんどんつないで、
だらだらと長くなり、
論理構成がおかしくなることがあります。
これ、要注意です。
最後に
12月14日(水)午後
大阪府工業協会さん主催で、連続で
海外販路開拓セミナーがあり、私は初日に登壇します。
「海外展示会の活用方法」についてお話します。
まだお席に余裕があるようですので、
お時間があるかたはお申し込み下さい。
https://www.opmia.or.jp/seminar/1926
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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