アジアで一番外食費を使う国はどこか？
カテゴリ：市場調査 海外ビジネスのヒント
今週は珍しく食に関するお話をいたします。
編集後記も書きました。
少し前になりますがマスターカードが発表した
アジア各国の平均的な外食費の調査を分析していました。
外食費の調査とは面白い調査ですよね。
カード会社ならではです。
さて、アジアの国々のなかで一番外食費が多いのはどこだと思いますか？
それは香港でした。月間で約22,000円です。
二位はシンガポールで20,000円です。
三位はなんとタイが入り18,000円です。
ご自身の予想と比べてどうですか？
日本は何位だったかは後ほどお伝えします。
これらの国の食事はどこもおいしいですから、
私はなんとなく納得はしてしまいましたが、
私の予想とはかなり違いました。
香港には、そこら中に美味しいレストランがありますので、
家庭で食事を作って食べることに
あまり意味を見いださないのではないかと思います。
タイ人も朝から屋台で朝食を食べています。
安くておいしいですから、香港人と同じような理由で
家庭で食事を作ることを、習慣にしていないのではないでしょうかね。
この情報を「食文化の違い」と言ってしまえばそれまでですが、
外食にかけるお金に関しては、タイ人は平均所得が日本より
遙かに低いにも関わらず、平均的な日本人よりお金を使っていることは
私には大きな驚きでした。
例えば外食産業進出を考えている企業にとっては、
このような情報は事前に調べておかないと、
ビジネスの方向性を大きく誤ります。
海外ビジネスにおいては、
我々日本人の「一方的な見方をすること」を
避けなければいけないことの一例です。
海外ビジネスでは、
「事前の市場調査」をきちんと行うことを当社が強くお勧めする理由は
おわかりいただけると思います。
（編集後記）
日本の外食費は月額平均で16,200円で五位でした。
日本人はシンガポールと並んでアジアでは一番のお金持ちですから、
トップにきてもおかしくないですが、これも意外な結果でした。
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦
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