海外進出における成功のカギとは?その2
カテゴリ:海外進出のお役立ちヒント
さて、前回は
海外ビジネスで成功している中小企業には
大きく分けて5つの特徴があるという話をしました。
その5つとは
1.経営者のやる気
2.社内体制
3.特徴のある製品・サービス
4.マーケット
5.ある一定の資金力
そして、前回は
1番目の「経営者のやる気」についてお話をさせていただきました。
本日は2番目の「社内体制」についてお話をさせていただきます。
海外ビジネスを手がける大手企業には、
海外事業部という名前の部署があるケースが多いです。
「社内体制」とは、
中小企業も最終的には、この「海外事業部」というものを持ちましょうということです。
更に言うと、「海外事業部」ではなく「中国事業部」とか、
「タイ事業部」くらいのメッシュで部署を設置したいですね。
中国もタイもインドネシアもなんて
海外を一括りにすることは実質的には不可能ですから。
ところで、
海外事業を初めて手がける中小企業で時々見受ける問題は、
海外事業を担当する担当者なり部署がやっていることが
社内で共有されておらず、
その結果、その部署が何をやっているのか周りが理解できず、
社内関係がぎくしゃくするということです。
新規事業なのですから、
トップである社長が、海外ビジネスを本格的展開することを
社内にきちんと伝達し、「社内の体制」を整えないとうまくいきません。
当たり前のように思われるでしょうが、
意外にこのような最低限のコミュニケーションも
社内で行われていないケースをこれまで見てきました。
また、英語をビジネスレベルで使う社員を
最低1名は配置しないと、英語のメールで引き合いが来たけど
メールの返事が書けないという状態になってしまい、
たちまち業務が滞ります。
Day1から海外事業部を持つ必要もありませんが、
本格的に海外ビジネスを展開する意気込みがあるのであれば、
1年から2年の間に専門の人材を育て、
部署を構えて社内体制を整えることを強くお薦めしたいと思います。
次回は3番目のポイントである
特徴のある製品・サービスのお話をしたいと思いますので
楽しみにしていてください。
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