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海外展示会の告知物について|海外マーケット開拓カンパニー山本利彦の【勝ち組コラム】

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社長コラム

海外展示会の告知物について

カテゴリ:海外展示会

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前回は海外展示会の利点についてお話をしました。
以下が前回お伝えしたことです。

 

海外展示会の利点

 

① 実際にバイヤー(或いは代理店候補)と面談できるので
生の声を聞くことができる。しかも短期間に
多くの企業と面談できる。

 
 
 

② 現地の市場調査も同時に実行できる
 
 
 
③ 競合他社の情報も同時に
得ることができる
 
 
 
④ 自社が気がつかない自社製品の利点や
逆に欠点に気が付くことがある
 
 
 
⑤ 度胸がつき海外市場を開拓する意欲が増す
 
 
 
このように海外展示会にでることのメリットは様々あります。
 
 
 
では日本での展示会と同じように準備すればよいのか
というと当然そうではありません。
 
 
 
時々日本語のポスターで対応している企業もありますが
これは論外としても、
 
 
 
日本語の告知物を英語に翻訳すれば大丈夫
と甘く考えている方も要注意です。
 
 
 
日本の展示会では、来場者は主に日本人ですから
言葉は当然同じですし、お互いに業界のことを
理解しているケースも多いと思います。
 
 
 
当たり前ですが、マナー、作法も日本人スタイルで
大きな問題はありません。
 
 
 
ところが海外の展示会となるとこれが一変します。
 
 
 
言葉が違う。
 
ビジネスの慣習が違う。
 
来場者の国籍も幅が大きく広がる。
 
来場者が変わるので対応も変わる。
 
商品、業界のことを理解していない人も多い。
 
 
 
まず、告知物に関しての注意点です。
 
 
 
日本語の告知物(会社案内、商品説明など)
をそのまま英語に翻訳する企業が多いですが、
これはまず止めておいた方がよいでしょう。
 
 
 
誠に申し上げにくいですが、
私の経験では、そもそも日本語の告知物の出来が悪いものが多いのです。
 
 
 
ですから日本語のものの出来栄えが良くないと、
英語に翻訳するともっとわからなくなります。
 
 
 
英語に翻訳する前に、
まず日本語バージョンを専門家にチェックしてもらった方がいいです。
 
 
 
当社はこれまで多くの企業の告知物の監修をしてきましたが、
何もない会社のほうが楽でした。
 
 
 
外国語の資料などは、
むしろ一から作るほうがやりやすいのです。
 
 
 
日本語のものがあると、
それを利用しようということになりますが、
結局日本語のものに引っ張られてしまい良いものができません。
 
 
 
日本人である私が30分くらい説明を受けて、
 
 
 
「なるほどそういうことですか!」
 
 
 
と理解できるようなケースも多いのです。
 
 
 
特にこのパターンが多いのが、ハイテク系のメーカーさんです。
 
 
 
技術に自信があるものですから、
スペックの説明をしてくれるのはいいのですが、
 
 
 
結局「で、この製品のメリットはなんなのですか?」
と聞いても、またスペックの話が続くというようなことが
よくあります。
 
 
 
業界人であればわかるかもしれませんが、
展示会によってはエンドユーザーが多く訪れる展示会もありますし
 
 
 
難しいスペックの説明は重要ではあっても
それだけでは売りにならないので、
 
 
 
やはり「メリット」「ベネフィット」
をお客様に伝えないといけません。
 
 
 
例えば「時間の短縮ができる」「コストが安くなる」
「効果が2倍になる」といった説明です。
 
 
 
展示会当日の会場での対応の仕方も当然海外展示会では
変わってきます。
 
 
 
現地語ができれば良いのですが、
なかなかそうはいかないでしょうから英語での対応で十分です。
(もちろん通訳を使ってもOKです)
 
 
 
最悪なのは慣れないものだから
日本人同士で固まってぼそぼそとなにやら話すことです。
 
 
 
これは日本人の私がみてもみっともないので、
絶対にやめた方がいいです。
 
 
 
他にも注意する点があるのですが
続きは次回お伝えします。
 
 
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