勘違いしないためのコンサルタントの「選び方」
カテゴリ:ビジネス
こんにちは
**海外ビジネスコンサルティング**
企業の海外販路拡大を支援する海外進出コンサルタント 山本利彦です。
本日は「正しいコンサルタントの選び方」を
お伝えしたいと思います。
どんな業界のコンサルタントでもそうですが、
海外展開を支援するコンサルタントにも
いくつか種類や特徴があります。
サービスの提供のスタイルで
大きく分けると以下のような二つがあります。
1.オンデマンド型で(カスタマイズ型で)
実戦的な業務を支援するコンサルティング会社
2.自社の考え方、ノウハウをある程度メニュー化・体系化した
サービスを提供するコンサルティング会社
通常上記1のように、
自社にカスタマイズしてもらった方が
サービスを受けるお客様(クライアント)の立ち場から言うと
ありがたいと思います。
ただしこのオンデマンド型のサービスは
立ち上がりまでに工数と時間がかかります。
また、どんな商品、サービスでもそうですが
自分・自社専用にカスタマイズすると、
提供する側から見ると、多くの時間と工数が発生します。
そうなると価格は当然高くなります。
スーツでいえば、
テイラーメイドのスーツは最低でも15万円くらいはしますが
既製服であれば5万円程度で購入することが可能になりますよね。
それと同じことです。
よって、「高くても自社にぴったりのサービスが欲しい」
という企業であれば、
オンデマンド型(カスタマイズ型)のコンサルタント会社を選ぶべきです。
一方、そもそも予算を確保していない企業は
海外展開すべきでないというのが当社の考え方ですが、
時々安い価格でカスタマイズしてくれと依頼される企業もいます。
当社はお断りしますが、そのようなサービスを約束する様なコンサルティング会社は要注意です。
上記のとおり経済原則に反するサービスを提供するには
何か裏があるかもしれませんので。
他には
1.ある国に特化したサービスを提供するコンサルティング会社
2.国は絞らないで広くサービスを提供するコンサルティング会社
という違いもあります。
この視点でも、
通常は1の国に特化したサービスを提供する会社の方が良いと
判断する方が多いとは思います。
私もほぼ同じ意見なのですが、
当社の競合企業をみていると、
国に特化するとは言いながら、「ある国のあるサービス専門」
の企業も多くありますので、
(例えば現地オフィス提供できるとか)
自社のニーズが何なのか、
ということを具体的に落とし込んで、
自社の課題を解決してくれるコンサルティング会社なのかどうか
よく吟味する必要があるでしょう。
また、国に特化するパターンで多いのは
単に現地でのコネクションが多いだけの企業も
存在しておりますので要注意です。
ビジネスにおいてコネクションは大変重要ですが、
それだけで成果があがるほど甘くないことは周知の事実です。
最後に、3としてこの視点は意外に知られていないのですが、
いわゆる海外での販路拡大を支援することが得意な企業と、
現地に拠点を持つことを支援することが
得意なコンサルティング会社があります。
(一般には拠点をもつケースを「海外進出支援」という表現で
表すことが多いようです)
もちろん販路拡大と海外進出両方を手がける会社もあります。
当社の考えでは、リスクを最小化するために、
海外でビジネスを展開する場合、(特に製造業)
海外での販路拡大→現地販売拠点設立→現地での製造拠点設立
という流れを押さえるべきと思っております。
このような流れを理解していないコンサルティング会社は、
例えばクライアントからインドネシアでの現地法人設立を依頼されたら
設立のためのサービスは提供してくれるでしょうが、
そもそも本当にいきなり現地法人を設立することが
得策なのかということをよく分析する必要があります。
本来あるべき姿を
メッセージとして発していないコンサルティング会社は、
クライアントに言われるがままにサービスを提供するだけの
可能性があります。
選定の際には、そのコンサルティング会社が
海外展開についてどのような方針なり基本的な
考え方をしているのかをチェックしてください。
山本利彦でした
Bye for now!
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ジャック・ウェルチ