2016年 世界の10大リスク
カテゴリ:海外ビジネス
こんにちは
先日ユーラシアグループが2016年世界の10大リスクに関し
発表しました
ユーラシア・グループは、地政学的リスク分析を専門とする
コンサルティング会社のさきがけとして、1998年に発足し
世界のマクロ視点での政治・経済の分析を行うアメリカの
リサーチ・コンサルティング会社です
政治学者として世界的に著名なイアン・ブレナー氏が創設者です。
イアン・ブレナー氏は2011年に「Gゼロ後の世界」を出版し
冷戦が終結後しばらくアメリカのシングルヘゲモニーが続いていたが
ここ最近のアメリカの世界政治における影響力の低下を
みてアメリカ主導時代以降の世界の地政学を
分析・予想し世界的に注目を集めました。
そのユーラシアグループが2016年の世界10大リスクとして以下のような
リストを発表しました。
1.米国と欧州の同盟の空洞化
2.閉ざされた欧州
3.中国 (最も不確かな国)
4.ISIS
5.サウジアラビア王政
6.新技術の台頭(国家を越える技術)
7.ロシア、トルコの指導者の予想できない行動
8.ブラジル(ルセフ大統領の汚職疑惑)
9.新興国で選挙が少ないこと(庶民のはけ口がない)
10.トルコ (エルドアン大統領の強権)
今回のレポートを読むと特徴はアメリカの影響力の低下ですね
アメリカという文字がほとんどでてきません
アジアではやはり中国がリスク要因ですが
中国は欧米の各国にとっては大変予想しづらい国であり
習近平主席のでかたに注目しています
トルコ、ロシアも大きな波乱要因になり得ます
ロシアのプーチン大統領もつい先日英国の
BBCによる不正蓄財の報道があり、きな臭くなっております。
目次にはアジアの文字もなく
アジア新興国の影響力も弱まってきた感があります。
世界は確実に変化していることが
わかります。
我々のビジネスに直接的な影響を与えることは
あまりないかもしれませんが
大きな流れは常に把握し
ババを掴まないように注意しなければ
なりません。
2016年世界の10大リスク(英語)
商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役
山本利彦
http://www.forward-international.jp/
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ジャック・ウェルチ