本を読む人だけが手にするもの
カテゴリ:書籍紹介
こんにちは
昨日は久しぶりに少しまとまった時間を作ることができたので
本を一冊読みました
藤原和博氏の著書
「本を読む人だけが手にするもの」
藤原氏は元リクルートの社員で
現在の肩書きは”教育改革実践家”
2003年には民間から初で杉並区の中学校校長
を務めたかたで有名ですよね
さてこの本、読書の効果をわかりやすく述べています
読書の効果をうたった本は多くありますが
この手の本を読んだのは初めてだったので
楽しく読むことができました
20世紀までに「要素」は出尽くしたので21世紀はその要素の
組み合わせでしかないといい、「情報編集力」の大切さを
訴えています
確かにインターネットの普及、SNSなどのメデイアの発展に
より10年前に比べ情報は湯水のように得ることができるように
なりました
つまり情報の多寡では差別化が難しくなり
(とはいえ良質な情報を得ることはその情報そのものに
価値はありますが)
多くの情報を編集して新しい価値を生み出すことのほう
より重要となるでしょう
以下が気になったフレーズ
・30才から80才まで時間は30万時間ある。その限られた時間で
どのようなインプットをしてどのようなアウトプットをするのか
人生を決めるといはそういうことだ
・個人的な体験と組織的な体験
リアルな体験とメデイアを通した体験
この2軸で最もインパクトがあるのは
もちろん”個人的でリアルな体験”
しかし時間は限られる。
読書は著者を通じて個人的でリアルな体験を
味あうことができる
・読書をするだけで10人に一人の人材になれる
・読書によって身につく力
集中力とバランス感覚
・21世紀の成熟社会ではジグソーパズル型の思考より
レゴ型の思考が求められる
つまり”正解”ではなく”納得解”を作る出すことができるかどうか
が重要
・ 読書で著者の脳をつなげて未来を予想する
・子供の時に情報編集力を鍛えるのに有効なのは遊び
大人になってからは”旅行”
そして予定調和のない世界に自分を追い込む
後半には藤原氏がお勧めの本、50冊のリストもあります
氏は年間に300冊の本を読むそうです
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